\ NHK WORLDで放送されました /
わたしだけ、ぼくだけの、大谷焼の器
徳島県鳴門市で育まれた自然と、200年以上継がれてきた智慧と技術から生まれた『大谷焼のこぼしにくい器』。
製法は昔からのまま。そこに、食べ物をすくいやすいように、器の内側に返しをつけることで、まだ器の扱いになれていない赤ちゃんでもこぼしにくい器を作りました。
釉のかかり方や土の表情など同じものは一つとしてない、自分だけの器で、楽しい食事の時間を過ごせますように。
自然から生まれた、一期一会の表情
もし『大谷焼のこぼしにくい器』を手にとっていただけたら、器を両手で持って、お子さんと一緒にじっくり眺めてみてください。
まず、側面をぐるっと一周。赤土が、つやっと光る部分もあれば、土ものならではの、ざらっとした部分もある。釉(ゆう)が、大きく垂れている部分もあれば、かしこまったように少しだけ垂れている部分も。それから、器を真上から見ると、花結晶があったり。
赤土の状態、釉薬のかけ方、窯で焼く時の位置、気温や湿度。焼き上がるまでの工程や環境すべてが同じものはなく、一つひとつ個性のある器が完成します。
3点セットをお選びいただいた場合、できるだけ表情の似通った器同士でお送りしていますが、異なる表情での組み合わせになる場合もございます。それぞれの個性との一期一会を、お楽しみいただけますと幸いです。
職人さんの手仕事から生まれる『大谷焼のこぼしにくい器』
轆轤(ろくろ)やなめし皮、切り糸など、昔ながらの道具を使いながら『こぼしにくい器』の形にしていきます。
下準備を施した赤土を菊練りし、形ができたら、じっくり時間をかけて天日乾燥させて素焼をすると、徳島県の赤土ならではの赤みがかった素朴な表情に。そこに乳白色の釉薬(ゆうやく)を職人さんが一つひとつ手作業で掛け流し、本焼、徐冷をして、ようやく完成します。
絆から生まれた、徳島県鳴門市の贈り物
顔にはその人の暮らしや人柄が出る、と言いますが、器もそうなのかもしれません。職人さん同士の絆から生まれた大谷焼は、どこか温かみがあり、素朴な表情をしています。
徳島県で今もなお、伝統が継がれている本藍染。江戸中期には、日本中の藍がここ「阿波の国」で作られていました。実は、この本藍染づくりに使う大きな水甕には、大谷焼が使われています。大谷焼と本藍染の出会いは、遡ること約230年。天明4年(1784年)藍商人の納田平次平衛が、信楽焼の職人を雇い陶業技術を習得し、大谷村(現在の鳴門市大麻町)に登り窯を築き、陶器の生産を開始したことが大谷焼の始まりとされています。
『こぼしにくい器』で、楽しく上手に、食べられますように
食べ物を上手にすくえる秘密は、『こぼしにくい器』の内側にある“返し”。
“返し”があるので、柔らかいおかゆも、こまかく刻んだお野菜も、スプーンで上手にすくえます。こぼしにくい器を使ってくださっている、お子さんのお母さんやお父さんからは、
「食事をした時に『スプーンの使い方が上手!』と褒められました」
「集中して食べるようになった」
「この器のおかげか、嫌いな野菜もバリバリ食べるようになり、驚いています」
など、感想をたくさん頂いています。
この“返し”は、職人さんの高い技術から生まれたカタチ。aeruは、職人さんの智慧と手仕事によって支えられています。
子どもと一緒に育つ、日本の職人さんからの贈り物
0歳からの伝統ブランドaeruは、伝統と現代の私たちの感性を和えた、子どもと一緒に育ち、大人になっても共に暮らし続ける製品を全国の職人さんとお届けします。子ども目線で作られたホンモノが、子どもたちの豊かな感性や価値観を育むお手伝いができますように。
金継ぎや銀継ぎで、お直ししながら長くずっと
一緒のものを使うことや、子ども扱いしないことで生まれる喜び、もし器を上手に扱えなくて割れてしまったとしても、そこで「こうしたら割れてしまうんだ」「モノを大切にしないと」という気持ちが生まれることは、そのときに器が割れることよりも、長い目で見ると大切な経験だとaeruは想っています。もしも割れてしまった際は、「金継ぎ」もしくは「銀継ぎ」のお直しを承っております。 幼い時から大人になってもずっとお使いいただける、共に人生を歩む器であれますように。
お直しの詳細・お申込みはこちら
※お直しの仕上げには、金属を使用いたします。そのためお直し後は、極度の高温に耐えられなくなり、 電子レンジ、食器洗い洗浄機、オーブン、直火の使用ができなくなります。あらかじめ、ご了承くださいませ。
成長や献立に合わせて、大きさは3種類
こぼしにくい器は、口径11cmのボウル、13cmの深皿、15cmの平皿の3種類ご用意しています。 離乳食が終わっても、幼児食はもちろん大人になっても、副菜をよそう器にしたり、長くずっとお使いいただけます。
※上の写真は、こぼしにくい器3点セット(ボウル・深皿・平皿)です
離乳食を始めたばかりの「ゴックン期」にはボウルを
やわらかいおかゆなどを入れるのにちょうど良い11cmのボウル。
深皿は「モグモグ期」「カミカミ期」にピッタリ
食べられる食材が増えてくる「モグモグ期」「カミカミ期」。野菜やお魚、お肉をおかゆと和えたものや、小さくした野菜のミネストローネなどのお料理には、ボウルよりも少し大きい13cmの深皿。
たくさん食べるようになったら、平皿を
一番大きいのが、15cmの平皿。離乳食も卒業にさしかかって、量をたくさん食べるようになったときには、この器でたっぷりと。
親子で一緒にお使いいただけます
酒の肴を入れる器や小鉢としても使えるので、親子で一緒にお使いいただけます。
贈り物に込めた想いが、伝わりますように
商品の特徴や取り扱い方をまとめたしおりを添えて、お届けします。どのような自然素材から作られているのか、どのような想いを込めて職人さんが作っているのか等、贈り物に込めた想いが受け取った方に伝わるように、手のひらサイズの小さなしおりを商品に添えています。
aeruオリジナル包装紙でのラッピングや熨斗も承っております。
- 七宝柄をあしらったオリジナルの包装紙
- 一つひとつ、心を込めて手書きしたaeruオリジナル熨斗
包装紙でのラッピングや熨斗ををご希望のお客様は、お会計時のラッピング選択画面で「和える七宝柄包装紙」「熨斗」をお選びください。ラッピング詳細はこちら。