『宮城県から 作並こけしの 成長てがた』を作る職人さんは、
まず、冬の間に伐った「イタヤカエデ」と呼ばれる木を、半年から1年間かけて乾燥させ、
材をつくるところから始めます。
その材を専用の鉋(かんな)で削って、一つひとつ職人さんが形を作っていきます。
江戸時代の末期に生まれたといわれている作並こけし。
日用品などを作っていた、木地師と呼ばれる職人さんが、
握ってあそぶ子どものおもちゃとして作ったのが始まりだそうで、
子どもの手になじみやすいようにと、胴が細いのが特長です。
こけしは本来、胴体にも模様が描かれていますが、
aeruのこけしは、胴体が無地になっています。
そこに、赤ちゃんが舐めても安心な
大地の顔料ベンガラで、“成長てがた”をとることができるセットです。
赤ちゃんのてがたを付けることで、
世界に一つだけの絵柄をまとった姿になります。
お顔を見てみると、
眉毛がゆったり下がった子や、少し甘えん坊のようなお顔の子、
おすまし顔の子やのんびりしたお顔の子もいます。
じっと眺めていると、思わず微笑んでしまいます。
同じように見えても、よく見ると一人ひとり、ほんの少しずつ表情が違います。
やわらかな目元や、少し微笑んでいるようなお口をぜひご覧いただけますと嬉しいです。