「ぽんぽん」とふくらませる、楽しみ
「だんだんふくらんできた!」
「そっちに行ったよ!」
最近見かけることが少なくなってきた紙風船、ふくらませ方、覚えていますか?
手で優しく広げて、少しカタチを整えたら、ぽん、ぽん、と何度か手のひらで打ち上げます。すると少しずつふくらんでいき、球状になっていきます。
思わぬ方向にふわりと舞って、追いかけていると夢中になってしまいそうです。
子どもたちや、ご家族みんなで楽しく遊んでいただけるように、日本の伝統的な吉祥文様(きっしょうもんよう)に想いを込めて、一枚一枚を丁寧に漉いた五十崎和紙で作りました。
丈夫な和紙を一枚一枚貼りあわせる
和えるの紙風船で使用している和紙は、原材料に使われている楮(こうぞ)の繊維が長く、やぶれにくいのも特徴です。職人が手作業で和紙を一枚ずつ貼りあわせて球体にしていきます。
すべてが手仕事で、ミリ単位の調整を経て仕上げていきます。
丁寧に仕上げられた紙風船は、ふくらませるときも、空気を抜いて折り畳むときにも、丈夫でやぶれにくく、たくさん遊んで、長くお楽しみいただけます。
遊びを育てる
遊んでいく中で、どんどんカタチが変化して、ふわりと軽く、舞うような不規則な動きをする紙風船は、思わず夢中になれるおもちゃです。
小さなお子さんには、ぽん!と投げてあげた紙風船の行く先を追いかけさせたり、大きくなってくると、自分の手ではねさせて遊ぶことができるようになってきます。
お子さまの成長に合わせて、その時々の遊び方を見つけて、家族みんなでお楽しみください。
日本伝統の吉祥文様に込めた想い
矢絣(やがすり)、菱形(ひしがた)、七宝(しっぽう)。
古くから縁起が良いと言われている、日本伝統の吉祥文様です。
それぞれの柄に、元気に遊ぶお子さまへの想いが込められています。
矢絣(やがすり)
弓で射た矢羽根が一直線に飛んでいく様子を表した矢絣は、自分の信じる道をまっすぐに歩んでほしいという想いが込められています。
銅箔を使用して仕上げた、柔らかい色合いです。
菱形(ひしがた)
水草のヒシの形から生まれたと言われる菱形には、太陽の光をたくさん浴びて、すくすくと成長してほしいという想いが込められています。
真鍮(しんちゅう)箔を使ったきらめく色合いです。
七宝(しっぽう)
aeruでおなじみの、たくさんの輪がつながってできる七宝は、一つひとつのご縁を大切にし、円満に広がっていくようにという想いを込めてあります。
銅箔を酸化させることによって、様々な色合いがきらめく独特な風合いに仕上がります。
フランスと日本の伝統を和える
手漉き和紙に貼られている箔(はく)は、フランスの伝統的な技術「ギルディング」を使ったものです。
模様の部分に、のりをのせた和紙に、真鍮箔や、銅箔などをちらして、砂絵を作るようなイメージで、ローラーやはけを使って定着させます。
そっと優しい力加減でのせた、真鍮箔や、銅箔のキラキラとした輝きが目を引きます。
和紙の質感と和えたやわらかな手触りと、風合い豊かな吉祥文様を楽しめる、新しい形の紙風船に仕上がりました。
封筒に入れて、お届けします
はがきサイズの透明な封筒に入れて、お届けします。紙風船の説明を添えたしおりも同封いたします。