家族みんなのための竹細工のベッドメリー
生まれたての赤ちゃんが笑ったり、泣いたり。
まんまるな目で見上げて、手を伸ばした先には、お父さん、お母さん、そしてゆったりとゆらめくベッドメリー。
「もっとおおきくなって、伸ばした手が届くといいね」
生まれたての赤ちゃんから大人まで一緒に暮らす家だから、 赤ちゃんが見上げて楽しいベッドメリーを、家族みんなにとっても心地よい存在にしたい。
そして、赤ちゃんが大きくなったあとも、家族みんなの暮らしにインテリアとして長く寄り添えるように。
そんな想いから、aeruの竹細工のベッドメリーは誕生しました。
成長とともに、変化をかさねて
一本の竹を輪っかにして連ねたカタチは、見上げたときや、ふとした風でゆらいだときに様々な表情を見せてくれます。
一本いっぽんを丁寧に磨くことで生まれるきめ細やかな表面は、赤ちゃんのなめらかな肌をイメージしています。
年月をかさねるとともに飴色に変化し、深みを増していきますので、子どもたちの成長と一緒に見守ってあげてください。
大分県竹田市に伝わる竹細工
竹細工は編んで支えあう形状にすることが多い中で、あえて輪の連なりや曲線を生かしたカタチをつくりました。
帯状にした竹の表面を丁寧に磨き、角をなめらかに整えることで、柔らかな風合いに仕上げています。
宙に浮いたとき、軽やかに風が通り抜け、ゆっくりとした揺らめきをお楽しみいただけます。
竹細工は全国にありますが、作る産地によって特色が出てきます。
例えば京都では、竹を細かく精巧に編み込んでいく技術が特に発展してきました。
一方で、大分は真竹の名産地ということもあり、竹を割ったり、磨いたり、素材の加工からこだわりをもつ職人が多くいます。
一般的に竹細工は表面にツヤが出る仕上げを行うことが多いですが、この竹細工のベッドメリーは、和えるが職人とじっくり話をして、あえて竹のツヤを抑えるためにひとつずつ輪の表面をなめらかに磨いて、マットで控えめな竹の素材感が出るように仕上げました。
ベッドメリーとしてだけでなく、お部屋のインテリアとしても馴染むシンプルなカタチ。
家族の空間にとけこむようにずっと楽しんでほしい、という和えるの想いが込められています。
素材作りから、想いを込めて磨く
空に向かってまっすぐに伸びる竹には、赤ちゃんがすくすくと育ち、
元気に育ってほしいという願いが込められています。
竹は一つひとつの重さが違うので、バランスをとるのも難しく、
原材料の竹を細かく割るところから、一つひとつのパーツを磨き上げて、
手作業で組み上げていくまで、一人の職人がすべてを行います。
ベッドメリーの輪の数は、順番に小さい輪は8本、中くらいの輪は9本、大きい輪は10本と
大きさによって増えていきます。
3個の輪で合計27本、5個の輪で合計44本もの細い竹の材料を、
最初から最後までこだわりをもって、磨いて、組んで、仕上げていくので、
一つとして同じベッドメリーはありません。
子どもたちがこの輪の数のように、1歳ずつ歳を重ね、
大きくなっていく姿を思い浮かべながら、想いを込めてつくりました。
ふわりと軽いから安心できる
竹を出来るだけ軽く薄く仕上げた理由は、赤ちゃんのベッドの上に安心してつり下げていただきたいから。
赤ちゃんが下から見上げたときと、大人が横から見たときの竹の表情はそれぞれ異なります。
また、竹のかさなりや動きによる小さな変化を見つけることもあります。
一瞬の表情や、時の流れによって変わる表情など、様々な視点でお楽しみください。