毎日使うタオルだからこそ、永く使い続けられるホンモノの本藍染を
朝日を浴びながらの洗顔の後も、お出かけ中に手や汗をちょっと拭くときも、楽しいお風呂の時間の後も。
赤ちゃんから、お兄ちゃんお姉ちゃん、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、みんなが使いたくなる肌触りのとってもよい本藍染のタオルです。
いっぱいつまった日本の「藍」と「愛」を毎日、肌で感じてください。
自然の本藍染で赤ちゃんの肌を包む
本藍染は、赤ちゃんの敏感な肌に優しい染物。
藍の葉から作られる“すくも“は今や減少の一途をたどる貴重な染料で、そこに自然の灰汁を加え、発酵させて染液をつくります。
今では化学薬品を用いて染められることが多くなった藍染ですが、aeruの本藍染は昔ながらの先人の智慧に習って、“天然灰汁発酵建て” (てんねんあくはっこうだて)という江戸時代から続く伝統的な技法を用いて、自然の恵みで染めました。
素材に選んだのは、国際的な認証機関GOTSで品質と安全性が保証されていて、肌に優しいオーガニックコットン。通常のコットンは染めやすくするために、繊維が本来持っている油分を化学薬品で脱脂するのですが、オーガニックコットンは自然のまま。そのため綿実油が残っており、染めるには高い技術が必要ですが、ひとたび染まると、とても綺麗な藍の色に。徳島県の職人さんが染まり具合を確認しながら、一つひとつ丁寧に染めています。
職人が一つひとつ手で染めた藍勝色と藍縹色
染料に使っているのは、徳島県原産のタデ科のシロバナコジョウコという藍。赤みがかった藍色に染まるのが特徴で、“Japan Blue”として世界中で愛されています。
お客さまから定評のある、aeruの本藍染タオルは、職人が一つひとつ丁寧に繰り返し染めています。色が濃い藍勝色(あいかちいろ)は30回前後染めを繰り返し、色が淡い藍縹色(あいはなだいろ)15数回前後染めを繰り返し、真心を込めて作ることで現れた色合いです。
徳島県の職人さんが、毎日向き合う本藍染
「藍が落ち着くのを待ち、藍が元気な時に染めてあげて、藍が疲れている時は休ませてあげる」
本藍染の職人さんは毎日、藍とまっすぐ向き合いながら、染めては干すことを繰り返します。職人さんがいつもおっしゃるのは、「本藍染は子育て」だということ。タデ科の藍の葉から生まれた藍液は、最初は染まりがよく、徐々に染める力が弱くなっていきます。
元気がない時は、日本酒を足したり石灰を足したりと、ご飯をたべさせるような感覚です。今日はこれくらい染めたいと思っても、なかなか言うことを聞いてくれないそう。藍液の様子を見て、対話しながら、染めに使う液と回数を職人さんが調整します。
藍は毎日攪拌(かくはん)しなければならず、職人さんが風邪を引いて熱を出しても、これだけは必ず行うと言います。出張の時は家族が代わりに攪拌するのですが、帰るとどうも自分の育てた藍液とは違う子になっていて、すぐにお世話し直すのだとか。本藍染をこよなく愛し、何十年と藍液を育てた職人さんだからこそ感じる違いなのでしょう。
本藍染と気になるお洗濯
藍染と言えば、ずっと色落ちして色移りをし続けるので、お洗濯が大変と言うイメージをもたれている方が多いかもしれません。
aeruの本藍染は、藍色を定着させるために化学薬品を使わず、堅木からできる木灰を使っているので、色落ちしても、色移りしにくくなっています。洗濯機に入れて水が青くなっても、他の生地に色移りすることはほとんどないため、他の衣類と一緒にお洗濯していただけます。最初の数回は白いものと分けてお洗濯して、様子を見ていただくと、より安心です。 長くお使いいただくと、色が落ち着き、また風合いの変化をお楽しみいただけます。
なお、商品にはお洗濯方法などを載せたしおりを同封しています。贈り物に選ばれる方も、ご安心ください。
※お洗濯される際は、『中性洗剤』(おしゃれ着用など)をご使用ください。
※初回から数回のお洗濯は、お使いの洗剤の種類や環境によって、手や洗面台、他の衣類などに藍の粒子が付着する場合がございます。流水や石鹸等で洗っていただくことで、藍の粒子を取り除くことが可能となります。