\ NHK WORLDで放送されました /
漆の色つやを楽しむ「花塗り」の器
秋田県川連(かわつら)漆器の職人さんと一緒に、『こぼしにくい器』をつくりしました。
今から約800年前、刀の鞘(さや)や鎧(よろい)などの武具の漆塗りから始まったと言われている川連漆器。
数ある塗り方のなかでも、刷毛のあとを残さずに、均等な厚さに塗り上げる「花塗り」という技法で仕上げました。
漆のふっくらと柔らかい色艶を、毎日の食卓でお楽しみいただけます。
>>木のやさしい表情を楽しむ、『秋田県から 川連漆器 拭き漆の こぼしにくい器』はこちら
『こぼしにくい器』で、楽しく上手に、食べられますように
食べ物を上手にすくえる秘密は、『こぼしにくい器』の内側にある“返し”。
“返し”があるので、柔らかいおかゆも、こまかく刻んだお野菜も、スプーンで上手にすくえます。こぼしにくい器を使ってくださっている、お子さんのお母さんやお父さんからは、
「食事をした時に『スプーンの使い方が上手!』と褒められました」
「集中して食べるようになった」
「この器のおかげか、嫌いな野菜もバリバリ食べるようになり、驚いています」
など、感想をたくさん頂いています。
この“返し”は、職人さんの高い技術から生まれたカタチ。aeruは、職人さんの智慧と手仕事によって支えられています。
職人さんの手仕事から生まれる『川連漆器 花塗りの こぼしにくい器』
国産の橅(ブナ)の木を、職人さんの手仕事で一つひとつ『こぼしにくい器』のカタチに整えていきます。短冊状に切った原木から「横木取り」の方法で器を切り出し、ろくろ挽きした後、木地を「燻煙乾燥」で乾燥させます。
木地を乾燥させる際に煙の力だけで乾かす「燻煙乾燥(くんえんかんそう)」を行うのが、川連漆器の特長のひとつです。その土地の木である橅(ブナ)の木くずからは、いぶされた香ばしい香りがします。燻煙乾燥には、木地を強くし、防腐・防虫効果もあるとのこと。また、燻煙乾燥に使う燃料は、製材の加工時に出た端材を用い、無駄にする部分がないそう。工程の一つひとつに意味や自然を大切にする想いがあるという、職人さんのお話には、いつもはっとさせられます。
自然の恵みをいただく「漆掻き」
細くて白い幹の、小さな葉っぱをたくさんつけた、漆の木に一本一本引っ掻き傷をつけ、じんわり出てくる、わずかな量の樹液を、丁寧に丁寧に取りこぼさぬよう、ヘラで掻きとります。
漆の木が自ら傷を治そうと出した樹液こそが、漆の正体なのです。漆の木、一本から取れる漆はわずか200mlほど。一生懸命漆の木が出してくれた貴重な漆を、少しずつ丁寧に掻き集める職人さんの姿は忘れられません。
しっとりとした奥行きを生み出す「花塗り」
橅(ブナ)の木から削り出した『こぼしにくい器』のカタチに、塗り師が漆を丁寧に塗り重ね、最後に刷毛のあとを残さず均等な厚さに塗り上げる「花塗り」で仕上げています。
大地の色「ベンガラ」
少し赤みがかった茶色は、自然の土から採れる「ベンガラ」の色。土中の鉄を主成分とする「ベンガラ」は、遡れば縄文時代に土器の彩色に使われており、古くから日本の暮らしを彩ってきた顔料の一つです。
限定色「赤紅」
和える8周年を記念した限定色です。8周年にちなみ、各サイズ88枚限定でお届けいたします。
軽いので、外食のときにも
素地が木で出来た漆器は軽く、落としても割れにくいので、お出かけの時に器を包んでバッグに入れて持ち運びいただけます。また、熱が直接手に伝わりづらいので、熱い器に手を添えたり持つのが苦手な子にもよくお使いいただいています。
※写真は山中漆器です
子どもと一緒に育つ、日本の職人さんからの贈り物
0歳からの伝統ブランドaeruは、伝統と現代の私たちの感性を和えた、子どもと一緒に育ち、大人になっても共に暮らし続ける製品を全国の職人さんとお届けします。
子ども目線で作られたホンモノが、子どもたちの豊かな感性や価値観を育むお手伝いができますように。
お直ししながら長くずっと
使い続けているうちに、漆が少しずつ剥げてきたら、職人が塗り直します。
剥げたまま使い続けると木地が傷んでゆがんでしまいますので、長く使っていただけるように、「お直し」をぜひご利用くださいませ。
幼い時から大人になってもずっとお使いいただける、共に人生を歩む器であれますように。
お直しの詳細・お申込みはこちら
成長や献立に合わせて、大きさは3種類
こぼしにくい器は、口径11cmのボウル、13cmの深皿、15cmの平皿の3種類ご用意しています。
離乳食が終わっても、幼児食はもちろん大人になっても、副菜をよそう器にしたり、長くずっとお使いいただけます。
※上の写真は、こぼしにくい器3点セット(ボウル・深皿・平皿)です
※スプーンは付属しておりません
離乳食を始めたばかりの「ゴックン期」にはボウルを
やわらかいおかゆなどを入れるのにちょうど良い11cmのボウル。
深皿は「モグモグ期」「カミカミ期」にピッタリ
食べられる食材が増えてくる「モグモグ期」「カミカミ期」。野菜やお魚、お肉をおかゆと和えたものや、小さくした野菜のミネストローネなどのお料理には、ボウルよりも少し大きい13cmの深皿。
たくさん食べるようになったら、平皿を
一番大きいのが、15cmの平皿。離乳食も卒業にさしかかって、量をたくさん食べるようになったときには、この器でたっぷりと。
親子で一緒にお使いいただけます
酒の肴を入れる器や小鉢としても使えるので、親子で一緒にお使いいただけます。
贈り物に込めた想いが、伝わりますように
商品の特徴や取り扱い方をまとめたしおりを添えて、お届けします。どのような自然素材から作られているのか、どのような想いを込めて職人さんが作っているのか等、贈り物に込めた想いが受け取った方に伝わるように、手のひらサイズの小さなしおりを商品に添えています。
aeruオリジナル包装紙でのラッピングや熨斗も承っております。
包装紙でのラッピングや熨斗ををご希望のお客様は、お会計時のラッピング選択画面で「和える七宝柄包装紙」「熨斗」をお選びください。ラッピング詳細はこちら。